2008年6月29日

東京建物、CO2排出権付きエコバッグを販売

東京建物は、カーボンオフセットキャンペーンを実施するため、みずほ信託銀行からCO2排出権信託受益権1000tを取得した。オリジナルのエコバッグを製作し、取得した排出権1t相当を付けて8月に販売する予定だ。
販売の対象は、同社の不動産を購入した「東京建物ブリリアオーナーズクラブ」会員だ。エコバッグに付けた排出権は、同社を通じて京都議定書に定めた日本政府口座に無償で譲渡される。会員はバッグを買うことで、日本が負うマイナス6%の削減目標に協力できる仕組みだ。

排出権1t当たりの相場は、現在4000円から4500円だという。エコバッグの価格は未定だが、あくまでバッグの対価として設定する予定だ。今回 の企画に当たり、会員向けにアンケートを実施したところ、回答者の7割以上が環境問題に関心を持ち、具体的な行動をとっていたという。こうした結果を踏ま え、会員と企業が一緒に地球温暖化防止に貢献できる取り組みとして、エコバッグの販売を企画した。

エコバッグの販売は現在たくさんの企業がキャンペーンに乗り出しています。それは1つのブランドとしてエコバッグが評価を獲得したためです。
これらは全て消費者の意識がだんだん地球環境に向けられてきていることを表しているのではないでしょうか。エコバッグを利用することが、ステータスとして成り立っているのです。

みんなではじめよう、エコ活動を。

2008年6月27日

松下電器産業、CO2排出量目標値は387万トン

松下電器産業は、2008年度のグループ全体の生産活動によるCO2排出量の目標値を、387万トンに設定すると発表した。この目標値は、2006年度の排出量398万トンから11万トン削減した値である。
同社は、中期計画「GP3」の重点取り組みテーマとして、「収益を伴った着実な成長」とともに、「すべての事業活動で環境負荷を低減する」ことを掲げてい る。この中で、生産活動におけるCO2排出量を2009年度に2006年度比で30万トン削減することを目標としている。今回の発表はその取り組みの一 環。さらに、2010年度にはCO2排出量を約360万トンにすることを目指しているという。
同社グループ全体の2007年度の生産活動によるCO2排出量は,対前年度比1万トン減の397万トンだった。実質生産高に対するCO2排出量は,1990年度比で40%削減したという。2008年度に目標値を達成すれば,2007年度から10万トン削減したことになる。
また,同社はCO2排出量削減活動を加速するため,2008年4月に「全社CO2削減推進委員会」を立ち上げた。具体的には,全社に消費電力を「見える化」する測定機器を導入してCO2排出量の削減につなげる活動や,全工場が取り組むべき省エネルギー項目を33項目に絞って実施する活動,全社のCO2排出量削減策をデータベース化する活動などを推進するという。

松下のこのCO2削減目標値は相当な評価に値する、地球温暖化防止策です。
今でこそ、企業のエコ活動やエコ、環境問題への関心と対策、関連商品が、企業のステータスとして定着するようになってきておりますが、それに先立つ環境への意気込みが感じられます。

2008年6月26日

関西電力とシャープ、世界最大級のメガソーラー発電を計画

関西電力シャープ、大阪府堺市はこのほど、堺市臨海部でのメガソーラー発電計画を共同で推進することに合意した。

計画では、2ヵ所で太陽光発電施設の建設・設置を予定している。1つは「堺第7-3区太陽光発電所(仮称)」で、堺市西区の産業廃棄物埋立処分場「堺第7-3区」に、関西電力が太陽光発電所を建設する。発電出力は約10MW。

もう1つは「堺コンビナート太陽光発電施設(仮称)」。シャープと進出企業によるコンビナートの各工場の屋根上等に、シャープと関西電力グループが 共同で太陽光発電施設を設置し、コンビナート内で自家消費電力として使用する。具体的な進め方は、今後、両社が共同で検討する。発電出力は最大約 18MW。シャープが2010年3月までに稼動を予定している太陽電池の新工場で生産する薄膜シリコン太陽電池モジュールを採用する予定。

2ヵ所の太陽光発電施設の出力を合わせると約28MWと、世界最大級の太陽光発電規模となる。この計画による二酸化炭素(CO2)削減量は、合計で 年間約1万tなる見込み。 堺市は、この発電計画を同市が目指す低炭素型都市「クールシティ・堺」の実現に向けた重点的取組みとして位置付ける。

このメガソーラー発電が実現すれば、 年間約1万tのCO2の削減が可能となります。
これは地球環境にとって、そして日本の技術としても世界に誇れる素晴らしい成果となります。
今まで好き勝手に環境を利用して成長してきた私たち人間の地球への恩返しが、本当の意味で出来たと実感できる日が待ち遠しいですね。
エコに関してのニュース・NEWSブログ
エコに関しての他のニュース

2008年6月23日

アフリカ支援と温暖化問題

5月28日~30日、「第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)」が横浜市で開催された。アフリカの53カ国中51カ国が参加し、41人の国家元首・首脳が来日した。また、アフリカ以外からも開発パートナー国や アジア諸国が計34カ国、そして74の国際機関やNGO(非政府組織)が参加し、日本の外交史上でも稀な大規模な国際会議となった。福田康夫首相は3日間 で40回に及ぶ首脳会談を行い、各国の課題と支援のあり方について議論した。

東西冷戦の終結後、旧ソ連や東欧で紛争や内戦が多発。アフリカへの国際社会の関心が薄れつつあった1993年に、日本と国連、世界銀行が共同で始め たのが「TICAD プロセス」だ。その後、アフリカ諸国の「オーナーシップ(自助努力)」と、アフリカと国際社会の「パートナーシップ(協調)」という理念に基づき、 TICADはアフリカ開発のための重要な国際的枠組みに発展してきた。

一方で、ここ数年、アフリカ諸国の社会的、経済的な発展は目覚ましい。民主的なガバナンスの進展、石油や鉱石など豊かな資源の開発を含めた海外から の投資の増加などで、GDP(国内総生産)の成長率は、2005年には平均5.5%、2006年は5.3%と高い伸び率を示し、輸出は2004年の 1820億ドルから、2005年の2300億ドルと26%も拡大した(世界銀行アフリカ・ファクトシートより)。さらに2007年の経済成長率は、6%以 上と推定されている。それだけに、アフリカ諸国の今後の動向が、国際社会からも注目を集めているわけだ。

TICAD IVでは、「元気なアフリカを目指して ―希望と機会の大陸」を基本メッセージに掲げ、次の3つのテーマを柱に議論が行われた。

1.成長の加速化

2.平和の定着、ミレニアム開発目標の達成を含む人間の安全保障の確立

3.環境・気候変動問題への対処

実は、TICADプロセスに気候変動問題が取り上げられるのは今回が初めて。気候変動への脆弱性が指摘されるアフリカ大陸への開発援助は、温暖化の 進行を食い止め、温室効果ガス(GHG)の削減を支援する「緩和策」だけでなく、現実問題としてアフリカ諸国を襲いつつある砂漠化や海面上昇などの気候変 動への脅威に対して、社会的・経済的な基盤を強化する「適応策」を盛り込むことが喫緊の課題として挙げられている。

アフリカのこれからと、経済社会における各国のあり方が問われる。

先進国の心温かい支援と協力が惜しまず注がれるならば、地球の温暖化問題や、エコに関するそのほかの問題も世界規模で協力、そして生存と大きな期待ができます。

2008年6月21日

トウモロコシや大豆原料衣装のファッションショー

環境総合展2008」第2日目、トウモロコシや大豆などを原料にした衣装によるファッションショーが開かれた。「自然をまとう」をコンセプトに個性的な 素材を使ったファッション開発で知られるデザイナーの岡正子氏が、春夏秋冬の季節ごとに制作した約30点を披露。前座には北海道ドレスメーカー学院(札幌 市)の学生が使い古しのストッキングを活用するなどして制作したエコロジーファッションのショーがあった。

エコとファッションが融合する。
これは実はとても画期的なことなのではないだろうか?
人は衣服をまとい生活しているのだから。
普段着用している素材が自然環境を考慮した、再利用素材であるが、ファッションの先端を行くデザインをもつ衣装が今注目されている。

2008年6月19日

エコ活動、ギフト商品の緩衝材にポップコーン導入

ラッシュジャパン(本社=神奈川県愛甲郡)は6月12日より、岩田屋本店新館地下2階(福岡市中央区天神2、TEL 092-723-0373)など全国の手作りコスメ店「ラッシュ」直営店で販売するギフト商品の緩衝材にポップコーンを順次導入している。
緩衝材としてのポップコーン使用はイギリスのスタッフのアイデアで、イギリスの店舗では1年前からポップコーンの使用を開始しており、好評のため日本国内 店舗でも導入を開始した。同社では、緩衝材を紙のシュレッドペーパーから、とうもろこしが原料の「エコつく」に変更したほか、簡易包装やゴミが少ない固形 のシャンプーの販売などに取り組んでいる。
ポップコーンはとうもろこしを種の状態で仕入れるため、資材を輸送する場合の体積を紙の17分の1に減らすことができるという。そのため、トラックでの配 送時に排出するCO2も17分の1に削減することが可能。使用後は肥料としての再利用もできる点が導入の決め手になったという。
天神店では5種類のギフト商品に導入。来店客の「食べ物だから不安」「油は出ないのか」などの声があるというが、「すでに導入しているイギリスの店舗では、全く問題ない」という。
店長は「エコ活動もできて、見た目も楽しく、来店客の反応も良い。贈った相手を驚かせて、ユニークさを楽しんでほしい」と話す。営業時間は10時~20時。
ラッシュ

このエコについてのニュースは非常に面白いですね。
実に興味深いです。
こんな取り組みを実行する勇気が、世界中にあるショップでできたら、
人の力は凄いという証明にもなるんでしょうね。
エコについてNEWSのTopへ戻る

2008年6月17日

皇居外苑の冷気が東京駅まで。環境省調査で周辺より1度低い。

環境省は13日、芝生に覆わている皇居外苑の気温の観測結果を公表した。2007年8月に調べたところ、外苑の気温は1日を通して周辺市街地より約1度低 く、深夜には約300メートル離れた東京駅まで冷気が到達していたことが分かった。まとまった緑地を増やし、風の通り道を造ることが、都市でのヒートアイ ランド対策になることを実証しているという。

環境省

環境問題 エコ ecoに関する記事はこちら

都市のヒートアイランド対策が順調に結果に出てきていますね。
これは、東京駅の改変で、風邪通りが良くなったために、気温が1度違うということは、人間にとっては変化が分かり辛いかもしれませんが、自然環境にとっては、大変意味のあることですね。

2008年6月12日

トヨタがCO2排出削減目標を上積み 次世代電池開発へ

トヨタ自動車は11日、自動車の動力に使う次世代電池の開発に乗り出すと発表した。 自動車や電機メーカーは、現在主流のニッケル水素電池よりも軽くて出力が高いリチウムイオン電池の開発に取り組んでいるが、トヨタはさらに高性能電池の実用化を目指す。


6月下旬に「電池研究部」を約50人体制で新設し、2年後に倍増させる。大学や研究所と連携して、2030年を目標に、金属と酸素の反応を利用した金属空気電池などの開発を進める方針だ。リチウムイオン電池も、09年に静岡県内の松下電器産業との合弁会社で生産を開始する。


トヨタはまた、国内の生産現場で排出する二酸化炭素(CO2)の総量目標を、10年度は1990年度に比べて30%削減すると発表した。「20%削減」の目標を05年に設定したが、すでに07年度に達成しており、目標を上積みした。


トヨタ自動車

環境問題 エコ ecoに関する記事はこちら


二酸化炭素の排出量の問題に大きく貢献するトヨタに賛辞をお送りしたいです。
環境問題は今では身近な、そして大きな問題として抱えなくてはならないと思います。
みなさんもエコ活動にちょっと意識を向けてみてください。

2008年6月9日

温室効果ガス、首相が2020年までに05年比14%減を指針

福田首相は9日夜、東京・内幸町の日本記者クラブで記者会見し、地球温暖化対策に関する日本としての新たな指針を発表した。
焦点となっている、2020~30年ごろまでの温室効果ガス削減の中期目標に関し、「2020年までに05年比14%削減が可能」との見通しを明らかにした。
ガス排出枠を企業間で取引する排出量取引制度については、「今年秋には国内統合市場の試行的実施、実験を開始する」と述べ、国内で導入する考えを表明した。
新たな指針は、温暖化対策に関する考えを包括的に提言した「福田ビジョン」と言えるもので、7月の北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)に向け、国内 外の議論を主導する狙いがある。首相は「低炭素革命に真剣に取り組んでこそ、国際社会における日本の存在感を高め、日本経済をさらに強固にできる」と強調 した。
首相は指針の中で、2050年までのガス排出量の長期目標として、「現状から60~80%の削減」を明示した。
中期目標については、「『すぐ手が届く将来』を論じる以上、単なるかけ声や、政治的プロパガンダのような目標設定ゲームに時間を費やす余裕はもはやな い」と訴えた。「20年までに05年比14%削減」を可能とする根拠としては、日本が提唱する、産業分野別に温室効果ガス削減可能量を積み上げる「セク ター別アプローチ」を適用し、今後予想される最新の省エネルギー・新エネルギー技術の導入を検証して出した数値だと説明。
そのうえで、「京都議定書」後の枠組み作り交渉の期限となる来年末の国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)を念頭に、「来年のしかるべき時期に、わが国の国別総量目標を発表したい。これは中期目標だ」と述べた。

YOMIURI ONLINE


政府が14%減を公言するということは、それだけの確信があるのかもしれませんね。
しかし、問題は温室効果ガスの削減だけではありません。
環境問題についても考えなければならないことは山積みです。
政治を動かすためにも、私たちの個人の意識も、とても大切になってくるのでしょう。

2008年6月8日

開花早まってペンギンが減少する 世界で温暖化影響

花の開花や鳥の渡りの時期が早まり、南極のペンギンが激減するなど、地球温暖化でさまざまな生態系の異変が世界全域で既に起こっている-。米航空宇宙局 (NASA)やオランダ、中国などの計11機関が参加した共同研究グループが7日までに、こんな結果をまとめた。温暖化の影響と判定された異変は約2万 9000件。日本では、イチョウの開花の早まりや落葉の遅れが取り上げられた。
環境問題

人々が気づくのはいつも事が深刻になってから。
こんな流れを断ち切れるのは、理解とすばやい対処です。
  • ニュースRSS - 2012-04-16 - 20:03 エコ心でリサイクル県立図書館で古本市(福井県) - 日テレNEWS24: エコ心でリサイクル県立図書館で古本市(福井県)日テレNEWS24FBCのキャラクターピントンが、県内のエコ活動を紹介するエコピントンだ。 きょうは不要... http://t.co/RQu0RvB9 18:01 エコな「ソ...
    12 年前
  • スペイン・バルセロナ「カタルーニャ音楽堂」 - スペインのバルセロナにある「カタルーニャ音楽堂」の世界遺産についてご紹介いたします。 ここはコンサートホールとして建設され、中の様子も貴族や皇族という言葉が当てはまりそうな豪華で素敵なつくりになっています。 もともと、世界遺産としては、「バルセロナのカタルーニャ音楽堂とサン・パウ病院」として一緒に登録されてい...
    15 年前