2008年10月1日

イギリス政府、森林を再生可能エネルギー源として活用する研究に約3億円投資

英国環境・食糧・農村地域省(DEFRA)はこのほど、短・中期で森林の育成と伐採を繰り返し、再生可能エネルギーの供給源として活用するための研 究プロジェクトを開始すると発表した。3年間で150万ポンド(約2億9000万円)を投じて実施する。在来種である広葉樹のほか、ユーカリなどの早生樹 の利用も検討するという。

国内各地に実験林を作って植林し、3年間かけて集中的に研究する。実験林では、短期間で育成・伐採を繰り返し、再生可能エネルギー源として利用する ことによる環境への影響や持続可能性をモニタリングして検証する。伐採周期は、従来、通常の林業では20年以上、短伐期の雑木林では3~4年だったのに対 して、6~10年を想定している。

森林保護委員会とDEFRAが連携し、水循環、炭素バランス、経済性、生物多様性、景観や生物多様性の損失など環境に対するリスクなどについて科学 的なデータを収集する。既にスコットランドでは同様の研究が始まっており、この結果と合わせて将来の森林利用の方法を検討する予定だ。DEFRAは 2007年から6年間の予定で、エネルギー作物の栽培支援策を導入しており、ススキ属の植物やヤナギなど短伐期の雑木林の育成費用の40%を農家に助成し ている。

イギリスの政府も素晴らしい取り組みを打ち出しました。このように国がエコに対して積極的に動くことが大事だと改めて感じました。企業の取り組みや、個人レベルでのエコの対策も十分に打ち出されてきましたが、サミットでも本格的な討論がなされる中、やはり各国の内政の重視が見受けられました。しかしこのようなエコに対する姿勢を国が示すことで、人々の考えにも変化が見られるようになることは確かなのです。

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