2008年9月18日

ゲリラ豪雨、ゲリラ雷雨の脅威とは?

今回はエコのニュースというよりも環境、特に天候に注目したニュースです。

積乱雲が現れて雷が鳴ったと思ったら、バケツをひっくり返したような大雨が降る。そんな局地的な大雨、通称「ゲリラ豪雨」が目立っている。8月5日に東 京都豊島区の下水管工事現場で起きた死亡事故では、気象庁の大手町観測所で1時間に最大59.5mmという観測史上(1886年以降)10番目の大雨を記 録。同観測所では雷発生回数も7月に7回と、1931年の統計開始以来2番目の多さだった。

ゲリラ豪雨の増加は全国的な傾向だ。気象庁によれば、全国で1時間に50mm以上の雨の降った回数は1976~87年に年間162回だったのに対し、 98~2007年は238回。80mm以上の雨は10.3回から18.5回に増えた。温暖化で大雨の頻度が増え、ヒートアイランド現象による気温上昇で大 気中の水蒸気が増えたことが一因とみられる。

ゲリラ豪雨の怖さは、河川の氾濫(はんらん)ばかりか下水の氾濫も引き起こすこと。側溝や下水管、下水路から水があふれて都市を襲う。東京では浸水被害の 実に86%が下水の氾濫だ。しかし、「全国の下水の浸水対策はまだ5割で、東京では豪雨に耐えられる下水管の整備が急がれる」と国土交通省の井上茂治・流 域下水道計画調整官は話す。

ゲリラ豪雨の落雷では電線に過剰電流が流れ、電子機器が故障する危険も増える。企業も要注意だ。

このように、温暖化が原因と見られるさまざまな問題が表面化しているのが事実です。エコという存在意義について考えるためにこのブログで紹介できればと思っていますが、実際に、しかも身近に温暖化を感じ、「ゲリラ雷雨」や大型台風といった災害に直面する場面も、この先も増えていくことでしょう。
そのために何を感じ、地球環境に対して一体何ができるのか?
今後も地道にその答えを探してゆかなければなりません。エコは必要な人間の選択なのですね。

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2008年9月15日

ブリヂストンと早稲田大学、温暖化対策などの研究支援プロジェクト

ブリヂストン早稲田大学は9月12日、地球温暖化対策などの研究を支援するプロジェクト「W-BRIDGE」を開始すると発表した。大学と環境NGOや市民団体が連携して取り組む研究課題を募集し、資金提供と、研究活動に対する助言、支援を行う。

ブリヂストンが、有識者で構成する諮問委員会の意見を踏まえ、支援対象の研究領域を設定した。具体的には(1)地球温暖化対策と生物多様性保全のバ ランスを考える、(2)人間の生活と環境保全活動のバランスを考える、(3)次世代からの視点で目標を定め、効果的で効率的な環境改善手法を考える、 (4)環境に関する情報を世界へ発信し、効果的にコミュニケーションする手法を考える、の4つ。

これらをもとに、早稲田大学内に設置したプロジェクトの運営組織が、9月下旬に研究テーマを決め、10月から研究課題を募集する。12月には選考結果発表し、2009年より研究活動を始める予定。同年6月には最初の成果報告会を開くとしている。


企業だけでなく学生の研究としても同時に進められるこの活動は、新しいエコのかたちを生み出す力があるでしょうね。

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2008年9月13日

INAX、営業用社有車をエコカーに切り替え

INAXは、全国の支社・営業所で使用している営業用社有車を、環境配慮型のハイブリッドカーに順次切り替えていく方針です。対象は商用・貨物車、営業展示用デ モカーを除く営業用社有車514台。車種切り替えにより、年間約30万lのガソリン使用量、690tの二酸化炭素(CO2)排出量を削減する見込みです。

2007年度のINAX営業部門からのCO2排出量は年間9093t。このうち、全社有車からのCO2排出分は4216tと半分近くを占めています。 現在、ハイブリッドカーを8台導入し、CO2排出量削減効果を確認していることから、営業用車両へ水平展開する。2013年11月までに切り替えを完了す る予定です。

個人からではなく、まずは企業から実践という素晴らしい取り組みをご紹介できました。個人ではなかなか手が出せないハイブリットカーですが、企業がまず実践してお手本を示し、実際にその効果を表現することで、消費者の方も動くのではないでしょうか。エコに関しての取り組みは各企業共に素晴らしい展開を見せています。エコと生きるというテーマが環境を救う架け橋となることでしょう。
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2008年9月12日

マツダ、樹脂使用量30%削減成形技術を開発

マツダは、車両軽量化の技術として、自動車用に使うプラスチック部品の質量を大幅に削減するプラスチック成形技術を開発した。この製造技術により、材料となる樹脂の使用量を約20~30%削減できる。

自動車プラスチック部品の主な製造法である射出成形法で、材料の樹脂に混ぜる発泡剤に、窒素や二酸化炭素などの一般的な不活性ガスを超臨界流体化さ せたものを利用。超臨界流体が物質に分子レベルで混ざりやすい特性を持つことを活かし、溶かした樹脂の流動性を高め、より少ない材料を金型内に速く広範囲 に充填できるようにした。

製造工程では、樹脂量を減らしても製品の厚みを増すことができるコアバック膨張成形を採用。製品の強度・剛性を確保するための気泡をミクロに制御した表面層と、気泡の大きさを任意にコントロールし低密度化させた中心層の複層構造を形成することに成功した。

この技術により、従来よりも大幅に少ない材料で軽量化を実現し、発泡していない従来部品と同等以上の強度と剛性を確保したプラスチック部品を成形で きる。このプラスチック発泡成形技術は自動車に使用されるほとんどのプラスチック部品に展開可能。コアバック成形工法の制御により、プラスチック部品の発 泡構造を自由に設計できるため、断熱性や音響特性などの機能性を高めることもできる。従来、用いられてきた化学発泡に比べ、より環境負荷が少なく、リサイ クルも容易という。

環境に優しく、リサイクルにも優れているという良いことずくめですね。まさにエコの時代にふさわしい技術開発となりました。今後も素晴らしい技術の発展を担ってやみません。
エコのニュースは最近良いニュースが続きます。もちろん環境問題は日々深刻化していくだけでなく、1実際の環境破壊による人の被害も各地で出ています。それは天災などによる直接的な被害だけでなく、通常の気候ならば生息できない生態系、つまり害虫や魚などによって食物となるべき穀物が育たずに苦しめられている人々も数多く現れました。エコについて真剣に考えなくてはなりません。

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2008年9月9日

清水建設がダイオキシン土壌洗浄プラントを建設

清水建設はこのほど、川崎市川崎区白石町にダイオキシン専用の土壌洗浄プラントを建設すると発表した。日本道路と共同で、11月からダイオキシンによる汚染土壌を対象とする新たな洗浄事業を開始する。ダイオキシン専用の洗浄プラントは、国内で初めて。

ダイオキシンの無害化処理は、汚染土壌を特定処理場で熱処理する方法が普及しているが、コストが高いことが課題だった。今回の新プラントでは、汚染 土壌に水を加えてスラリー化したうえで、分級、すりもみ、すすぎ、仕上げなどのプロセスを何度も繰り返して洗浄を行う。分級工程では、ダイオキシンが細か い粒子分に多く付着することに着目し、ダイオキシン類が付着しやすい径の粒子とそれ以外の粒子を分級。精度をほぼ100%まで高めることに成功したとい う。これにより、ダイオキシンによる汚染土壌を取り扱うことができるようになった。

洗浄工程の終了後は、汚染土壌を通常「洗浄土壌」と「濃縮汚染土壌」に7対3の比率で分別する。洗浄土壌は埋め戻し材や骨材、路盤材等として使用 し、濃縮汚染土壌は外部の特定処理場で適正処理する。燃料を使って熱処理する方法に比べ、コストは約3割安く、また洗浄土壌の再利用、二酸化炭素 (CO2)排出量の削減の点でも優れているという。

土壌洗浄プラントは11月に完成予定。完成後は首都圏を中心に新サービスを提供する。年間の洗浄目標は1万5000t。ダイオキシン汚染土壌のシェア3割を狙う。清水建設は土壌洗浄事業の新たな柱に育て、土壌浄化事業のより一層の拡大を図る。

国内では初めてというこのダイオキシンに対する取り組みも素晴らしいですね。ダイオキシンは、不燃物などが燃焼した際に人体に有害な物質として大気中に放出される物質です。洗浄された土壌は有害物質を取り除き、環境に返されます。さらにCO2の排出量も抑えられるというメリットも持ち合わせているのです。
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